こどものマウスピース型矯正治療とは

マウスピース型矯正(インビザラインティーン)とは子供用のマウスピースを用いた矯正治療です。透明なマウスピースは付けていても目立たず、取り外すことが可能なので、食事の際にもストレスがありません。10代の歯列矯正の課題点に対応しており、お子様でも安心してお使いいただけます。

小児用マウスピース型矯正
(インビザラインティーン)の特徴

マウスピース型矯正(インビザラインティーン)は10代の矯正治療における懸念点(保護者の方が心配される点)を考慮してデザインされています。

理想的な歯根の移動

マウスピース型矯正(インビザラインティーン)には歯根に理想的な力をかける"パワーリッジ機能"が加工されているので、10代のお子さまの歯に合わせたスムーズな切歯(前歯)の移動が可能です。

未萌出・萌出途中の歯牙に対応

完全に生えていない歯が過剰に出ることを避けるための「萌出タブ」や、生えていない、または生える途中の歯が自然に生えてこられるような「萌出スペース」を確保。歯の成長を見守りながら矯正を行います。

治療をしっかりサポート

マウスピース型矯正(インビザラインティーン)では、マウスピースの紛失や損失に備えて合計6個の交換アライナーが価格に含まれます。また、マウスピースの装着時間が確認できるよう、装着時間に応じて色が変化するインジゲーターを組み込んであるので、お父様お母様も安心です。

治療中も安心

金属製の矯正装置を使用しないため、装置の脱落などの緊急性を要する事態は少なく、また治療中に歯周組織の改善が期待できる場合もあります。

マウスピース型矯正(インビザラインティーン)
その他の特徴

マウスピース型矯正(インビザラインティーン)の治療は審美性(見た目)・装着感(つけ心地)に優れ、より少ないストレスで大きな効果が得られる治療方法です。

マウスピースの取り外しが可能

マウスピースの取り外しが可能

取り外しが可能なので、お子さまが自分で外した後、通常通りのブラッシング・お手入れを行うことができ、お口の中を健康な状態に保つことができます。

透明なマウスピース

透明なマウスピース

一人一人の歯にぴったり合うマウスピースを歯の上から装着するだけ。透明なので、見た目には分かりません。

通院は1~3ヶ月に1回

通院は1~3ヶ月に1回

インビザラインティーンの治療は1~3ヶ月に1回の通院で間に合います。そのため、通常の矯正治療と比べて時間と費用を節約できます。

1ステージは2週間

1ステージは2週間

マウスピースの交換期間(ステージ)が短く、一度の移動が0.25mmと小さいため、従来の矯正に比べると無理な痛みを感じません。

ワイヤー矯正との比較

マウスピース型矯正
インビザラインティーン)

インビザラインティーン

従来のワイヤー矯正

従来のワイヤー矯正

治療方法 アライナーと呼ばれるマウスピースを歯の前に装着。
2週間ごとにアライナーを交換し少しずつ矯正していく。
矯正装置を使用して治療完了まで固定し続ける。
歯科医師の管理のもと、計画的に治療を行う。
見た目 透明なので装着時に目立ちにくく、矯正していることが他人から分かりづらい。 歯にワイヤーなどの装置を固定する必要があるので、マウスピース型に比べ目立ちやすい。
装着時の感覚 素材が柔らかいので、ワイヤー矯正に比べると違和感が少ない。 ワイヤーやブラケットに慣れるまで時間がかかり、その間は違和感を覚えることもある。
体への影響 金属不使用なため、金属アレルギーなどの心配がなく、口の中も荒れにくい。 金属製のブラケットやワイヤーを固定する必要があるので、金属アレルギーのリスクがある。
日常生活への影響 アライナーを取り外すこともできるので、影響はほぼない。 スポーツ中に矯正器具で口の中を傷つけたり、食べ物が制限される。
歯のお手入れ アライナーは取り外しが可能なので、今まで通りのブラッシングやお手入れで大丈夫。 矯正装置が邪魔になり、歯と歯肉のお手入れが難しい。
いつもより丁寧にケアする必要がある。
治療の進行 2週間に1回程度の段階的な調整になるので、矯正が進んでいる実感があり痛みも少ない。 装置が固定されているので、治療の進行具合が分かりづらい。また、調整時は慣れるまで痛みがでる場合がある。

3Dスキャンシステム iTero element

マウスピース型矯正(インビザラインティーン)の治療成功に不可欠な正確な歯型を取得するために、渋谷矯正歯科では光学3Dスキャニングシステム「iTero element」を導入しています。

インビザラインティーンに「iTero element」を使うメリット

先進の光学3Dスキャナー「iTero element」で歯型をスキャン

光学3Dスキャナー「iTero element」で歯型をスキャン

アライナー(マウスピース)を作製する場合、従来ではシリコンの材料を使って歯型を採取していましたが、2011年頃から歯科先進国では精密性を高めるなどの目的で、歯型を取らない「3Dスキャナー」が登場しました。
3Dスキャナーは、口腔内の状態を3Dデータとして精密に取り込むことができるため、シリコンでは再現できなかった細かな凹凸まで再現することが可能です。

当院では、より高精度なインビザライン・アライナーを作製するため、先進の工学3Dスキャニングシステム「iTero element」をいち早く導入しました。この「iTero element」で。お子さまにより快適でリスクを回避した歯科矯正をご提供いたします。

マウスピース型矯正(インビザラインティーン)に「iTero element」を使うメリット

1.精密性・正確性

シリコンによる歯型採取では不可能だった歯表面の細かな凹凸までデータとして採取することができるため、お子さま一人一人に合った、とても精度の高いマウスピースを作製することができます。
また、シリコンは歯型採取の際に変形してしまうリスクがありましたが、3Dスキャナーならその心配がないため、正確な形状採取が可能です。

2.快適

シリコン印象(歯型採取)は、シリコン素材を直接お口の中に入れなければならない上に、歯型をシリコンに定着させるため、長時間静止しなければならなず、お子さまにとっては不快で辛いものでした。
「iTero element」による3Dスキャニングなら、こうした辛い思いをすることなく、すぐにスキャンが完了します。

3.安全性

「iTero element」の3Dスキャナーは放射線を一切使わないため、人体への影響はありません。また、お子さまの歯型採取の際に起こりがちだったシリコン素材の誤飲のリスクもないため、どなたにも安全にご利用いただけます。また、スキャナーの先端部は取り外し可能で都度消毒を行うため、常に清潔な状態を維持できます。

4.スピーディー

「iTero element」の3Dスキャナーなら、スキャンしたデータをモニターですぐに確認可能。クリンチェック・シミュレーション(※)も早い段階で行えるため、マウスピース作製までの時間を大幅に短縮することができます。もちろん、再来院や模型の作り直しなどの心配も無用です。
※矯正治療開始から終了までの歯の動きを3Dデータを使用して行うシミュレーション

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マウスピース型矯正は完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。